2017年10月6日金曜日

社員・従業員の防災グッズを用意しよう!


こんにちは。

ホンネブログをご覧いただきまして、有難うございます。

東日本大震災の際は、震源地が東北だったにも関わらず、関東にも大きな混乱をもたらしました。

僕は、たまたま車で埼玉を走っていたのですが、

停電地帯が発生していて、電気が止まったことで、信号が消え、外套が消え、その一帯を運転する時は大変でした。

運よくラジオが聞けたので、状況はわかってきましたが、

情報も遮断されると、とても不安だったと思います。

日本に住んでいる以上、大地震はまたいつか来ます。

自然災害は予告なしに来ますから、防災対策・防災意識はとても重要だと思います。

会社を経営する立場になると、被災時の社員・従業員に対するサポートも重要です。

会社の状況によって、防災マニュアルは様々だと思うのですが、

僕の会社の場合、社員・従業員は帰宅することにしています。

理由としては、

みんなの防災時の希望を聞いたところ「帰宅したい」という意見が多数で、

一番遠距離に住んでいる社員でも、会社から家まで徒歩で帰宅した場合、3時間40分だったからです。

やはり、家族の安否、家の状況が心配という意見が多く、そうした気持ちを考慮して決めました。

また、僕自身「会社でしばらく避難する」という選択は、それなりに負担になるなぁ、と思います。

例えば、1週間会社で避難する環境を作る場合、

食料・飲料水・照明環境・寝る環境・非常用の簡易トイレ・電池・ラジオなどの防災グッズを

人数分用意するのは大変ですし、保管する場所の確保も大変です。

現実的に、零細企業ではなかなか難しいと思います。

家に帰宅するまでの防災グッズの用意であれば、量的にも少なくてすみます。

ただ、地震の規模によっては、避難所に待機した方が良いケースもあるようです。

倒壊しそうなビルが付近にあったりすれば、上からモノが落ちてきたりするリスクもありますし、

火災が近くである場合は、煙を吸ってしまうリスクもあります。

ガス管が破裂したりしていても危険ですよね。

会社周辺の被害が酷い場合は、最寄りの避難所で状況確認する方が良いそうです。

そうしたケースに対応するため、会社近くの避難場所は社員・従業員には知っておいてもらう必要があります。

東京都内や大阪市内、名古屋市内の場合、避難所に偏りがでて混雑する避難所がある可能性があります。

念のため、周辺5か所くらいの避難所を調べておいた方が良いと思います。

通勤途中に被災する可能性もあるので、電車が止まった際に困らないように、通勤沿線エリアの避難所を知っておいた方が良い、という意見を聞いたこともあります。

さて、社員・従業員の帰宅する際の準備ですが、

まず、会社から家までの徒歩ルートを紙ベースで用意しておいた方が良いと思います。

スマホはまず使えないでしょうから、GPS機能は使えないと思っておいた方が良いと思います。

グーグルマップか、地図で帰宅ルートを確認して、持ち歩けるように紙にして用意しておくべきかもしれません。

東日本大震災の際、友人が3時間かけて徒歩で帰宅したそうなのですが、

遠回りをしてしまったため、余計な時間を歩くことになってしまったそうです。

わかりやすさも重要ですが、最短ルートをチェックしておくと良いかもしれません。

あとは、社員・従業員に防災グッズを支給しておいた方が良いと思います。

地震の状況によりますが、停電、道路事情、その後の余震規模がどうなるかわかりません。

一番ありそうなのが、

帰宅ルートで被災した人に、救助を頼まれるケースです。

人の命に関わる問題であれば断るわけにはいきません。

想定し得ないことで、帰宅に1日、2日かかるケースもあると思います。



こちらの防災グッズは、3日間の非常食が入っています。

また、ソーラー充電、手回し充電可能なラジオライトも入っているので、

暗闇対応から情報収集まで安心です。

防災士さん監修の防災グッズ39点が入っているので、被災してもかなり幅広く対応できます。

僕の会社の場合、一番遠距離なスタッフでも3時間40分なので、

帰宅ルートの被災者の救助を手伝ったりというイレギュラーな事態が発生しても、3日間あれば帰宅できると思います。

経営者としては、防災グッズを用意しておくことで、社員・従業員への気遣いアピールもできるので、お勧めです。

防災対策は、どこまでするべきか難しい部分もありますが、僕の場合、

・会社付近の避難所の場所を5か所以上確認しておく
・帰宅ルートの避難所の場所を複数確認してもらう
・帰宅ルートをチェックして紙ベースで用意してもらう
・防災グッズを用意しておく

という事は徹底しています。


社員・従業員の防災意識も、常に気を付けています。

経営者としても、地震時の防災対応には気を遣う必要があります。

「地震時には、すぐに社員・従業員を帰宅してもらおう」と思ったのには、もう一つ理由があります。

友人の知り合いの仙台市の経営者の方が、東日本大震災で被災されたのですが、

地震の際、来客があったそうで、そのお客様が電車で来られていたということもあり、

従業員に、そのお客様をご自宅まで、車で送るように頼んだそうです。

お客様は、無事自宅に送られたそうなのですが、従業員が会社に戻る際に津波被害に遭い、お亡くなりになってしまったそうです。

従業員の家族からは、

「なぜ、すぐに避難させなかったのか?お客様を送らせたのか?」

ということで、訴えられてしまったそうです。

被災時の判断ミスで、従業員を失うだけではなく、訴訟に発展するケースもあるのです。

大地震が起きると、人はみんなパニックになります。

防災対策は、平時にじっくりと検討しておくのが理想だと思います。

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