2017年9月28日木曜日

顧問弁護士の探し方!弁護士紹介会社はない?


こんにちは。

ホンネブログをご覧いただきまして、有難うございます。

売上が伸びてきたり、お客様、取引先が増えてくると、トラブルはつきものです。

こうした際、顧問弁護士さんがいるととても安心です。

ホームページを作る際や、商品を作る際(商品名・記載内容)も、顧問弁護士さんに一度見てもらうのが理想です。

契約書を作成する際も、本来は顧問弁護士さんに見てもらうべきです。

インターネットで探して作成する人も多いですが、その事業ならではの注意点・リスクがあったりするものです。

顧問弁護士さんに確認してもらえば、気が付かなかった事を指摘してくれたりするので、より確かな契約書が完成します。

契約後に後悔しても遅いですしね・・・

僕も、起業時から顧問弁護士さんと契約して、契約書作成、ホームページ作成(利用規約・表現方法・記載内容確認)に関与してもらいました。

理想的なのは、創業・起業時からの契約だと思います。

さて、その顧問弁護士さんの探し方はなかなか難しいです。

というのも、弁護士紹介会社なるものが世の中に存在しないからです。

何故、弁護士紹介会社が無いかというと、弁護士は紹介料はもらえないからだそうです。

弁護士職務基本規程に、記載されているそうです。

無償であれば弁護士紹介も可能みたいなのですが、そんな会社は世の中に無いでしょう・・・

ということで、僕は独力で顧問弁護士を探し始めました。

実は、知り合いに弁護士さんが何人かいたのですが、しがらみが嫌だったり、弁護士顧問料が激高!だったので断念しました。

そこで、ホームページで探し始めたのですが、

実は、ここで事前に理解をしておくことがあります。

弁護士さんの広告規程はなかなか厳しくて、ホームページや広告に踏み込んだ内容を記載できないのです。

具体的にどういう事かというと、

「企業間トラブルの事なら、○○弁護士事務所が解決します!」

といった内容はだめなんだそうです。

こういう記載をすると、弁護士会に呼び出されて怒られるそうです(涙)

「裁判では解決できない可能性があるじゃないか!消費者に誤解を与えている!!」

という感じで・・・

知り合いの弁護士さんは、実際怒られたそうです(苦笑)

この場合は、

「企業間トラブルの事なら、○○弁護士事務所が解決できる可能性があります!」

と、記載する必要があるそうです(苦笑)

かなり微妙ですよね・・・

あとは、体験談なんかを掲載しても、

「守秘義務に違反している!」

と言って怒られるし、

架空の体験談を記載すると、

「消費者に誤解を与えている!」

と言って怒られるそうです。

弁護士さんて大変ですよね。

「一日中、インターネットで弁護士のホームページや広告をチェックしている、ネチネチした弁護士が弁護士会にいるんですよ・・・」

と、愚痴っていました(苦笑)

そうした事情もあるので、弁護士さんのホームページはワンパンチ足りないという点は、理解してあげて下さい。

あとは、弁護士さん自体かなり多すぎる状況で、企業法務の経験が豊富な弁護士さんが少ないそうです。

法科大学院等で、弁護士さんの取得条件を緩和したことで、弁護士さんが供給過多になってしまったようです・・・

折角、弁護士さんになっても仕事が無いケースも多いようです。

企業法務をしたい弁護士さんは多いものの、実際には、

グレーゾーン金利の廃止による過払い金対応や、

最近増えつつある、離婚問題や、愛人問題、不倫問題、

交通事故後の保険会社の交渉、保険料増額交渉、

あたりが人気なようです。

本当に、企業法務の経験が豊富かを面談時に確認する必要がありそうですね。

僕が顧問弁護士さんをホームページで探した際は、

自分の業種やサービス内容、地域で絞り込んで検索しました。

さすがに、弁護士さんが多いだけあって、たくさん弁護士事務所はありました。

まずは、10事務所くらいに絞り込んでみました。

広告規程の関係で、ホームページの内容はワンパンチ足りないのですが、挨拶文や実績欄で企業法務実績を推定しながら検討しました。

ブログも参考にしました。

ただ、ブログの更新頻度の高い弁護士さんは、とても暇な可能性があるので、検討から外しました。

僕の周りの優秀な弁護士さんは、忙しすぎてブログどころか、ホームページすら更新していませんし・・・

こうして絞り込んだ10事務所くらいに電話をしてみたのですが、

「上から目線の弁護士さん」や「リスクをあおるような話し方をする弁護士さん」、「事務員さんの対応が悪い弁護士事務所」は排除しました。

ちなみに、

「うちの弁護士事務所なら、月額○○円で見てあげるよ。」

「代表弁護士の僕が、対応してあげますよ。」

みたいな感じで「上から目線」の弁護士さんが多かったです(苦笑)

弁護士さんは「先生」と呼ばれるので、上から目線な話し方になってしまうのかもしれませんね・・・

しつこく営業されても困るので、面談しない弁護士さんには、最後に、

「知り合いに頼まれて、お電話させていただきました。知り合いと相談したうえで面談させていただく際は、再度お電話させていただきます。」

と言っておきました。決裁者だとバレないように。

結局のところ、実際にお会いした弁護士さんは2人になりました(苦笑)

2人とも人柄も良く、業界に詳しい弁護士さんだったので、どちらの弁護士さんにするか迷いました。

最終的には、僕の会社のことをよくよく理解してくれようとした弁護士さんに決めました。

聞き上手タイプの弁護士さんで、しっかり話聞いてからアドバイスをしてくれるタイプの弁護士さんです。

今でも、お願いしていますが、とても良い弁護士さんです。

金額は、ホームページの内容確認、利用規約作成、取引先との契約書作成で、10万円でした。

顧問契約は月額1万円で、具体的に訴訟になったり、契約書を作成する場合は別途費用(都度お見積り)となります。

月額顧問料の中でご対応いただける内容は、

・企業活動で法的に気になる際の相談

・ホームページを更新する際のチェック

・社員・アルバイトの方との労務関係で気なる相談

です。

具体的な訴訟等は現在のところないので、追加費用は発生していません。

月額負担もそう大きくは無いですし、ホームページに「顧問弁護士」と記載できますので、

「社会的信用」や、

「クレーマーの排除、悪徳業者の営業リスクの排除」

に繋がります。

日常の「安心感」も有りますので、個人的には良い契約だと思います。

起業・創業時から顧問契約をするのも良いと思います。

顧問弁護士を検討されている際は、是非参考にしてみて下さい。

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