東京でインターネットサービス・コンサルティング会社を経営しております。今までの経験や失敗、気づきから得たホンネ(本音)を紹介させていただきます。自分自身の頭の整理や文章力を鍛えたいという目的もあります。
2017年10月11日水曜日
そりの合わない上司との付き合い方!ストレスを抱える前の対策とは?
こんにちは。
ホンネブログをご覧いただきまして、有難うございます。
百貨店の店舗で販売員をしている友人が、店長さんとそりが合わないようで、とても悩んでいました。
そりの合わない上司との付き合い方に悩むことは、社会人になると日常茶飯事です。
僕も、サラリーマン時代は上司に悩むことはよくありました。
20代の頃は、同僚と上司の悪口を言いながら、飲んで憂さを晴らすパターンが多かったのですが、
30代になってからは、上司とうまく付き合う努力をするようになりました。
というのも、
上司とうまく付き合わないと、デメリットが多いからです。
特に、営業職の場合、他の職種よりダメージが大きいんですよね・・・
・上司に評価されずに低評価だと、給料が上がらない
・上司に嫌われると、営業目標が高くなる(気がする)
・上司に怒られる回数が増える
・良質な顧客を引き継げない
・関係が悪化している顧客を押し付けられる
・有給休暇を取得しにくい、言い出しにくい
・直行・直帰をしにくい
・お客様との飲み会、旅行で、会議を欠席したり、仕事を休んだりしずらくなる(許可をもらいにくい)
こうなってしまうと、毎日会社に行くのはストレスそのものですよね。
円形脱毛症になったり、鬱病になったり、不眠症になったり、胃潰瘍になったり、血尿になったり、
体や精神へのダメージに繋がるケースもあります。
周りの人の話を聞いていると、社会人のストレスの多くは、上司による部分が大きいような印象がします。
僕が、上司とうまく付き合うように努力した際、本屋さんのビジネス書を色々読みました。
基本的には、
「あなたと同様、上司の方にも部下の管理や会社の業績、経営陣の要求など、ストレスがたくさんあります。
そうした上司の方の事情、立場を理解して良好な関係を築けるように、
あなたの考えを改め上司の良いところを探し、尊敬したり、好きになる努力をしましょう。」
みたいな内容が多かったです。
確かに、「上司が嫌だ!」という気持ちになると、会うたびに委縮したり、不快な気持ちになって負のスパイラルに陥っている事も有りました。
なので、「上司が嫌だ!」という気持ちを一旦封印して、良いところ、尊敬できるところを探すのは良い事だと思います。
ただ、この方法では、そりの合わない上司との関係を良くするには至りませんでした・・・
自分の気持ちが軽くなったり、ストレスが軽減することはありましが。
そこで、試行錯誤の結果、自分なりの方法でそりの合わない上司と関係改善できるようになりました。
具体的な実例をご紹介させていただきます。
①常に愛想がない営業課長との関係改善
求人広告営業をしていた際、運悪く、社内でも有名な愛想がない課長が上司になってしまいました。
常に眉間に皺を寄せている感じで、「怖い人間を演じているのか?」と思っていたくらいです。
その課長は、直行・直帰は禁止で、有給休暇もなかなか取得できませんでした(涙)
有給休暇をとる際は、その月だけでなく翌月の目標も達成確実でないとダメなんです。
夜の会議も長くて、ストレス満載でした。
ただ、こんな課長でも良好が関係を築かなければいけません。
仕事はできる課長なので、尊敬できる点は結構ありました。
そこで、熟考した僕は、仕事を教わるというスタンスで、関係改善を目指すことにしました。
「営業方法で、悩んでいることがあるので、相談に乗っていただけませんか?」
と、ある日伝えてみたんです。
そうすると、その時点で少し怖い感じが取れて、快く相談に乗ってくれました。
飲みに行って、課長の営業の考え方、経験を教えてもらいました。
僕自身、教わることも多かったですし、課長も相談されてうれしかったようでした。
それから、しばしば飲みに連れて行ってもらうようになり、仲良くなりました。
直行はダメだったのですが、直帰は認めてくれるようになりました(笑)
課の他の人間には、
「課長に取り入りやがって!」
と言われましたが、会社へのストレスは激減しましたね。
営業職の直帰は生命線です(笑)
②常に横暴な執行役員との関係改善
IT関連企業の営業していた際、かなり怒りっぽい横暴な執行役員が上司でした。
会長、社長にだけに忠誠を尽くすタイプで、それ以外の社員への対応は、ひどいものでした・・・
僕は怒りやすかったようで、よく怒られていました(苦笑)
先輩社員がやっていることでも、僕中心で怒られていたので、「嫌われているんだろうなぁ」と内心思っていて、ストレスは凄くありました。
家に帰って、転職サイトを見るのが日課みたいな感じでしたね。
この執行役員の上司は、近寄り難い雰囲気があり、なかなか良好な関係を築くタイミングがありませんでした。
なかなか「尊敬しよう」「好きになろう」という気持ちになれなかった側面もありましたが・・・
ただ、毎日のストレスもひどかったので、勇気を振り絞って、ある日、
「提案資料を作成方法を教えていただけませんか?」
と相談してみました。
お客様向けの提案資料(パワーポイント)を見やすく丁寧に作成される点だけは、かなり凄いなぁ、と純粋に思っていたので。
そうすると意外にも、かなり丁寧に教えてくれて、始めて普通に話せる雰囲気になったんです。
そこで、
「営業面で、僕の場合直した方が良いところはどのあたりですか?」
と、勢いで相談してみました。
そうすると、
「おまえの場合は、日報をその日のうちにきちんと作成するところからだな。」
とアドバイスしてくれたんです。
当時、執行役員に営業社員は毎日、日報を送ることになっていたのですが、
僕は、日報を詳しく書くと、色々つっこまれると思ってシンプルに書いていました。
要は、手抜きですね・・・(苦笑)
しかも、直帰することが多く、翌日に送ることもしばしばでした。
「しっかり日報を送らないから、アドバイスのしようもないだろ!」
と、言われました。
確かに、仰る通りでした。
そこで、僕は翌日から、直帰を控え日報をしっかり書くようにしました。
実は、他の営業社員は、以前の僕のようにいいかげんな日報を作成していたので、
抜け駆けみたいな感じにはなりましたが(笑)
そうすると、次第に、
執行役員が、僕だけ扱いが改善しました。
会長からもらったもの(美術館のチケット、遊園地のチケットなど)をくれるようにもなりました(笑)
平和な日常をゲットして、就職活動もやめることができました。
③常に無口な顧問との関係改善
IT関連企業の営業していた際、本当に無口でコミュニケーションしづらい顧問の方がいらっしゃいました。
大手企業の重役経験のある方で、60歳くらいだったので、共通の話題も見いだせず、なかなか話す機会もなかったのですが、
その顧問の方の人脈に、僕が同行訪問して営業をするという任務が発生してしまったんです。
日中、一緒になることが多くなったのですが、かなり無口な方で、話をすることも必要最小限でした。
こうした状況は、なかなかストレスでした。
昼食も一緒なのですが、食べ終わっても、スマホいじりや雑誌を読める雰囲気でありません(苦笑)
2人でいる時は、仕事の話か無言かという感じです・・・
僕も、仲良くなろうと努力をしたものの空振りをしまくってました。
ただ、ある日、意外な形で仲良く話せるようになったんです。
僕と顧問の方の共通点が少なくて、どうやって会話を組み立てるべきか悩んでしたら、
その顧問の方と僕の父親が同じ年齢であることに気づいたんです。
そこで、
「僕の父も、○○さんと同じ年齢なんです。」
と切り出してみたんです。
「へー、そうなんだぁ」
で、終わる可能性もあったのですが、
「そうなんだ、お父さんとは仲が良いの?」
と、会話が続いたんです。
それから、
「どんな話をするの?」
「反抗期はあったの?」
「2人だけの時も話すの?」
「飲みに行くの?」
「共通の趣味はあるの?」
といった質問を逆に凄くされたのです。
人が変わったように・・・
実は、僕と同世代の息子さんがいらっしゃって、かなり長い間会っていらっしゃらなかったそうなんです。
それで、どのように息子さんに接するべきかを悩まれていたそうです。
意外な展開でしたが、僕なりに誠意を持ってお話しました。
そうしたきっかけもあり、
その後は顧問の方と、そこそこの雑談くらいはできるようになりました。
社長も、顧問の方とのコミュニケーションに悩んでいたようで、
「どうして、普通に話せるようになったの?」
と聞かれましたが、事情が事情だけに教えませんでした(笑)
以上の3件が、僕が経験した解決事例です。
①②については、
・上司の良いところ、尊敬できるところを探す
・良いところ、尊敬できるところについて教えてもらう(相談する)
というパターンです。
上司の良いところ、尊敬できるところを見つけただけでは、人間関係は改善しません。
上司の良いところ、尊敬できるところについて「教えて欲しい」「相談に乗って欲しい」という行動をとる事が重要だと思います。
人間は、教えをこわれたり、相談されることについて、嫌な気持ちを持つ事は少ないと思います。
僕の印象としては、こうした行動をとることで、その後上司が、気にかけてくれるようになったり、面倒をみてくれるようになったりしました。
兄貴的な存在になった印象です。
たぶん、「部下に頼られたい」という上司は多いのだと思います。
上司と部下という関係なので、「教えて欲しい」「相談に乗って欲しい」と言われれば対応するしかない、という側面もあるのかもしれません。
③については、
直属の上司というわけではなかったのですが、共通点を探して話しかける事によって、
状況が改善したパターンです。
それまでに、かなり空回りをしたのですが、最終的に報われました(苦笑)
色々な上司がいるとは思いますが、上司との関係が悪いと、会社組織ではデメリットが大きすぎます。
なんとか、そりの合わない上司と良好な関係を築き、ストレスを軽減したいですよね。
そりの合わない上司との付き合い方に、お悩みの方の、
解決の糸口にしていただけると幸いです。
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